～キチンナノファイバーのアトピー性皮膚炎予防・治療などへの応用に期待～
農学部獣医学科 東和生准教授と工学研究科 伊福伸介教授の研究グループは、カニを原料とする極細繊維、キチンナノファイバー(キチンNF)塗布により、アトピー性皮膚炎のモデル動物に対し、その進行を抑制する効果を明らかにしました。
キチンNF塗布により、炎症に関わる原因物質の産生が抑えられ、皮膚炎の重症度が大幅に低下しました。
一方で従来のキチン粉末には、その様な効果は認められませんでした。つまり、微細で物性の優れ、均一に分散するナノファイバー(極細繊維)が、皮膚の上皮にちび綱保護膜を形成し、バリア機能を高め、なおかつ肌にうるおいをもたらしていることが考えられます。
本研究成果は、科学誌「Carbohydrate Polymers」（Elsevier B.V.社）にて公表されています。
このキチンナノファイバー技術と出会った時、衝撃が走りました。
なんで、化粧品なのに大学の薬学部が開発したのではなくて、農学部と工学部が開発したの？
もう、これだけで素晴らしいと思いました。つい化粧品を開発していると成分にだけ目が行ってしまいますが、このキチンナノファイバーは違いました。
成分を塗布させても、それをキープできるかどうかにフォーカスしているところが素晴らしいのです。
そして、もう一つ開発に絶対欠かせないあることがありました。
それはクリームや乳液としてつくってはダメだ！ということ。
これは、長年同じ肌トラブルの方を何万人も相談を受けてきたからこそつかめ事実なのですが、クリームなどに多く使われる「乳化剤」や特定のある成分を含む化粧品をつけてムズムズが長続きしてしまうというデータが確認できているためです。
クリームであれば油分も多くなるので乾燥しないかというとそうでもなく、逆につけてもつけても乾燥してしまう！という悩みも多くあるのです。
私自身がとにかく肌が弱い、そして何万人もの肌の弱い人をサポートしてきたので、これはダメだとすぐにわかります。
いろいろ工夫しました。
最初は、化粧水にしてみようと思っても、このファイバー（繊維）は水にはうまくなじまないため、単なる浮遊物のようになるのと、肌への密着感がやはり少なく感じてしまうのです。
次に美容液だったら少し粘度もあるので、密着度が高くなるかと試作しましたが、キチンナノファイバーがうまく落ち着いてくれないのです。
そこで、ジェルにしてみることにしました。基本的にジェルは、美容液と同じくらい水分蒸散も早いため、しっとり感の持続は難しいのできっとダメだろうな？と思っていたのですが、
なんとキチンナノファイバーは、ジェルとの相性は抜群だったのです。
とはいえ、100％の方にいい結果が出せるかというと、それは正直ムリです。
効果を出せるのは医薬品で化粧品ではありませんし、なぜなら、これまでして来られたケア方法や体質や食生活、生活環境がみなさん違うためです。
ですが、今よりも一歩なんらかの兆しが見えるものでしたら、なんとかしたい！
そんな考えでつくってあります。
私は、とにかく誰かがかゆい！ムズムズする！と言ったらモニター品を取り出してはつけてもらいました。
「あー、すっーと落ち着いた！」
笑顔が見えました。
最高です！この瞬間のためにやっています。
ご期待以上の結果につながらなかったら本当に申し訳ないですが、少しでも何かのきっかけやヒントになって欲しいです。
ご縁に感謝しております。
シャレコ 北林 利江
使い始めて1，2日目はちょっとかゆみがあったけど（それでも以前と比べて歴然と減りました）3日目以降はかゆみがなくなっていきました!ジェルは顔全体に塗りました。少量（さくらんぼ半分くらい）でも肌なじみがよく、しっとりしました。かゆみがなくなっていった3日目以降からはジェルの後に保湿クリームを塗っていましたが、特に肌荒れなどのトラブルもなく、もちろんカユミもありませんでした。肌の調子もよく肌プルプルです。香りがついているのもあるといいなと思いました。
洗顔、お風呂上がりにモニタ品を時間をおかずに使用してみました。かゆみに関してはすぐにおさまるという感じではなかったですが、保湿効果はかなりあると思います。べたつきは少ないです。肘の内側、ヒザのウラ側の粉ふき状態が改善されてきた様に感じます。
かゆみとアレルギーのような症状（赤味）忘れるくらい今はなくなった・太もも痒みや湿疹もなくなった・顔の乾燥は少し良くなった様な感じだったがまだ乾燥はある
使用から数日、赤味ボツボツがおさまりました。これがあるとこの後のスキンケアでかゆみ、赤味などがでない気がします。次第にお守り的存在に。早く発売してほしい。つけたてにスーッとしたり少し肌がパリッとするのがマイナスに感じる人もいそうですが私は荒れた肌が落ちついていた感覚で好きでした。欲しいです。
私（シャレコ）も製造に立ち会いました。
