スキンケアの定説

【定説3】石鹸洗顔をすれば、美肌がつくれる?

洗顔フォームに比べて余分な成分が少なく、肌にやさしいイメージの洗顔用石鹸。

空前の石鹸ブームが到来した一方で、今、この定説が崩れ始めています。

「皮膚がカサカサ、ゴワゴワしてしまう…」「何をしても肌が乾燥したり、つっぱってつらい!」という相談が、とても増えているんです。

まちがい

クレンジングの際は、できるだけ摩擦をしないことが大切です!ところで、皆さんは毎日どのくらい、クレンジングに時間をかけていますか?

肌トラブルの原因は、石鹸洗顔?

石鹸の主な成分は、“牛脂肪分”です。

肌に付着して落ちにくいため、すすぎの時間が長くなったり、肌の表面にも、目に見えない脂肪分を残してしまうことがあるんです。

洗い心地は「キュッ」としてとても気持ちがいいのですが、肌に残る脂肪分は、毎日の積み重ねで“過酸化脂質”になり「肌の老化」の原因になっていきます。

最初はとても透明感が出てキレイになったのに、だんだんとシミが浮いてきたり、乾燥が進んでしまったり…。

ひどい場合には、皮膚が赤い部分と茶色い部分のまだら模様になることがあります。

どうも「ピーリング作用のあるもの」を長期間使った方に、肌トラブルが発生しやすいようです。

「トラブルの原因が石鹸洗顔?」とは、思いつかないかもしれませんね。実際に、石鹸で洗顔していても、肌がとてもキレイな方も大勢いらっしゃいます。

特に、脂性肌の方からは「石鹸洗顔のほうが調子がいい」と、ときどき伺います。

もうひとつの石鹸洗顔の短所は、洗浄力が強すぎることです。脂が取れすぎるので、保湿が十分に追いつかずにインナードライになっているかもしれません。

最近、病院から固形石鹸が消えちゃった?

さらに、肌トラブルの意外な原因が、石鹸には潜んでいます。

最近、病院のトイレで、固形石鹸を見かけなくなってきていますよね。

どうしてだと思いますか? 実は、ケースに置いてある石鹸は、水キリ部分から自然に溶け出していきます。

その溶け出した石鹸水が、ばい菌の培養液になってしまうらしいのです。

毎回水気をふき取って管理できれば安心ですが、たいていはどこかの面が石鹸ケースに付着していますね。

こうして石鹸水により増えてしまったばい菌が「院内感染の原因」になるからと、病院内では使われなくなっているそうです。

こんな風に、石鹸で顔を洗っているつもりが、かえって雑菌を顔になすりつけてしまうこともあるのでは?

肌の調子がよくならないとしたら、原因はそこにあるのかもしれません。

「過ぎ過ぎケア」は、スキンケアの落とし穴?

「アトピーが多いのは、先進国だけ」。そんなニュースを耳にしたことありませんか?

先進国で生活する現代人は、洗い過ぎや殺菌のし過ぎで、雑菌に弱い人間になっている。

ちょっと大げさですが、確かにそんな気もします。

私たちの肌には、うるおいを保つために、“バリアゾーン”があります。

「皮脂腺や汗腺からの分泌物は、皮膚を正常な状態に保つために必要である」という見解もあります。

実際に、肌荒れの人が洗顔を控え角質をしっかり育てたら、前より乾燥しなくなり、小ジワが減ったという例もあります。

キレイになるための洗顔で、肌を傷めてしまっては、意味がありませんよね。

皆さんは「洗い過ぎ」「落とし過ぎ」「つけ過ぎ」「力入れ過ぎ」などの、「過ぎ過ぎケア」に陥っていませんか?

石鹸よりもマイルドに洗えて肌に優しい洗顔料は?

シャレコの洗顔料

肌相談は無料です。
お気軽にどうぞ。

  • スキンケアコラム著者
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北林 利江

北林 利江

シャレコ株式会社 創業者 スキンケアカウンセラー

・1997年よりスキンケアカウンセラー。 ・2004年ウェブサイト「シャレコ美肌カレッジ」立ち上げ。 ・同年ウェブでの無料肌相談を開始。 ・同年シャレコスキンケア製品を発表。 ・スキンケアカウンセラーとしてアドバイス実績10万人を超える。 ・ミスユニバース ビューティーキャンプ講師。 ・スキンケアメルマガ「シャレコレター♪」は20年間週一回発行。 ・肌トラブル向け特に敏感肌、乾燥肌へのスキンケアアドバイスには好評を得ている。

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