毎年、秋冬になると女性の7割以上の方が「肌の乾燥」を感じます。
男性よりも皮脂量が少ないのが大きな要因ですが、肌の乾燥につながる生活習慣も大きく影響しています。
乾いた肌からうるおい肌になるために、以下の生活習慣を見直してみてくださいね。
1.睡眠前のスマホ動作
夜寝る前に、スマホを使って光を浴び続けていると、強い光のため、夜なのに「まだ昼間なんだ!」と脳が勘違いしてしまい、体内時計かおかしくなります。結果、睡眠中に肌の修復・再生を促す美肌&成長ホルモンの分泌が阻害され、外的刺激から肌を守るバリア機能が低下して、乾燥しやすい、乾いた肌になってしまいます。
2.うつ伏せ寝、横向き寝
枕が肌に当たり、自然と圧迫と摩擦が起こります。気づかないうちに寝ている間は動いていますので、擦れる刺激で静電気が起きやすく、肌も乾燥しやすくなります。ホウレイ線も寝る向きが影響しますが、無意識なのでどうしても仰向けに寝るのが難しいという場合は、抱き枕クッションやバスタオルをくるくる巻いて、寝返りしやすい方ではさみ込んでおくと気づけるそうです。かと言って、睡眠時間が少なくなるのも心配ですね。枕カバーをシルクにするといいようです。
3.白米、パン、パスタ・スイーツ、油の過剰摂取
「白米や白砂糖などの糖質は、お肌の糖化を促進させてしまいます。肌が糖化してくると、透明感が落ちるだけではなく、肌内部のバランスが乱れてバリア機能まで低下するため、肌の水分が失われやすく、皮膚のめくれが生じやすくなります。
特に、パンやパスタなど小麦に含まれるグルテンは、消化に時間がかかるだけではなく、日本人の腸内環境を悪化させやすいため、肌にまで影響が及びます。また、
「酸化した油」いわゆる「過酸化脂質」は、体に入ると「酸化」させ、動脈硬化や心筋梗塞、認知症などにつながる恐れがあるといわれていますが、血液だけでなく、肌にまで影響を及ぼします。さらに「油の過剰摂取」は、さまざまなアレルギーや頭皮のかゆみの原因になるといわれています。かゆみでお悩みの方が、油の摂取を控えるだけで、症状が改善する方もいらっしゃいます。
4.ビタミンB群不足
ビタミンB群とは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、 葉酸、ビオチン、パントテン酸の総称です。これらの栄養素は、エネルギーをつくり出したり、神経や皮膚をつくるうえでとても重要となります。 野菜類よりもきのこ類の方が、豊富にビタミンB群を含むそうです。ヘルシーだからと野菜ばかりしか食べていなかったりすると、体が冷えて代謝が悪くなり、肌まで栄養が届かずに肌かカサカサして潤いがない肌になります。
5.同じ食材の長期摂取
乾燥肌でお悩みの方に生活習慣をヒアリングしていると、乾燥肌の方は「これが体にいい!」と思ったものを毎日欠かさず食べている傾向が強いことが判明しています。例えば、豆乳、ヨーグルト、納豆など。健康に良さそうだからと毎日欠かさずに食べているものが、消化力が衰えてしまいそれが原因で体に冷えを発生させて、そこから乾燥肌になっている可能性があります。
よかれと思って毎日欠かさず行っている生活習慣を見直すことで、「乾かない肌」になっていけるでしょう
どうぞ、見直してみてくださいね。
おまけで、スキンケアとしては、
★1個ずつ包装のシートパックのしすぎに注意
個別に包装されているシートパックは、製品の安定化を図るため、防腐剤、防カビ剤、エタノールの量が多く配合されています。また、菌のエサにならないように、有効成分は微量添加のケースが多いのです。そして、シートパックは、時間がたてば乾き始めますが、アルコールなどの影響で、その時に肌から自ら産み出す水分も一緒に蒸発するため、乾燥の引き金になることもあります。
パックをされるのでしたら、ドライマスクシートに化粧水をつけてパックをし、その上にラップをはるか、そのままでも構わないので、乾ききる前にはがすようにします。シャレコローションはアルコールが入っていないので、パックしても肌水分の蒸散はしずらいです。