夏の終わり頃から気になる「くすみ」
日焼けで小麦色になっているのとはちょっと違う、顔の暗さを感じてはいませんか?
くすみは夏の肌ダメージが蓄積したサインでもあります。これから乾燥シーズンへ向かっていくので早めのリカバリーケアを始めましょう。
くすみって何?
くすみの定義は、日本化粧品技術協会の定義案によると、
「“肌のくすみは、ある特定の現象である。顔全体または眼のまわりや頬などの部位に生じ、肌の赤みが減少して黄みが増し、また肌の‘つや’や透明感が減少したり、皮膚表面の凹凸などによる影によって明度が低下して暗く見える状態で、境界は不明瞭である。その発生要因はいくつか考えられており、それらの要因が単独か複数関与することにより、現象として認識される」
(引用:日本化粧品技術者会HP)
とのこと。
つまり、
・顔全体や部分的に広く現れる
・シミのように正常な肌との境界がハッキリしていない
・暗く見える
ことをいうようです。
また、その出かたと原因は様々です。
原因として考えられているのは、
・血行不良による肌色の赤みの低下
・メラニンの沈着
・肌の弾力低下による表面の凸凹の影
・角質肥厚などによる透明感の減少
・肌表面での光の乱反射の減少
・加齢による黄色化
・酸化、糖化
など。
日本化粧品技術者会のアンケートや実際の肌の測定結果では、
どんな時、くすみを感じるかは
・血色の悪いとき
・肌のはりが感じられないとき
・肌のつやがなくなったとき
・肌のきめが粗く見えたとき
などが挙げられ、
測定結果では、
メラニンと血流に由来するものが82%を占め、角層の状態によるもの、毛穴やきめに由来するものはそれぞれ9%だったそう。
そこへさらに、季節変化、さらに性周期による体温の低下、加齢によるもの、一時的な疲労や睡眠不足によるものが影響し、くすみは複合的な要因で起こるとのこと。
秋にくすみを感じやすいのはなぜ?
上記でくすみにメラニンが大きく関係していることが分かりました。
メラニンと言えば、夏は紫外線(UVB)をたくさん浴びることで、メラニンが大量に生成されますし、
紫外線(UVA)は肌の弾力や水分保持に欠かせないコラーゲンを破壊し乾燥させてしまいます。
そして、傷ついた肌を早く治そうとして、ターンオーバーが加速するともいわれています。
ターンオーバーが早くなるのは良いことに聞こえますが、成長途中の未熟な角質がムリに押し上げられるので、角質のバリア機能や水分保持力を十分に発揮できず、乾燥に繋がってしまいます。
こういった理由で、夏の終わり~秋にかけて、特にくすみを感じやすいのですね。
そもそも、メラニン放出やターンオーバーがムリな加速をするのは肌を外的脅威から守るための自己防衛反応です。
つまり、もともと肌が弱っていたり乾燥状態ですと、よりくすみが出るというわけです。
なので、くすみを早く無くそうとして洗顔を強化したり、ピーリング、スクラブを行うのは泣き面に蜂。傷に塩を塗るのと同じことです。ひどいケースですと、ビニール肌と呼ばれる角質コントロールが出来ない肌になり、黄色いカサブタなどまで出来てしまうこともあります。
くすみという「ダメージサイン」を受け取った時こそ「癒しのリカバリーケア」をしましょう。
くすみ撃退!夏ダメージリカバリーケア
【リカバリーケア方法】
1. 洗顔は軽めに
シャレコではしつこい位に言っていますが、まずは洗顔を軽くしましょう。
ダメージ肌はただでさえ、潤いのキープが難しい状態です。
せっかく与えた潤いを自ら流してしまうのは勿体ないですよね。
◆すすぎのお湯の温度は26度以下、できれば24度が理想。
◆洗顔料は皮脂が多いところから乗せ始め、Tゾーン15秒、頬&目元5秒以内で泡を置きます。
◆すすぎ回数はクレンジング後は15回程度まで、洗顔料の後は8回以内ですすぎきるようにします。
という基本を今一度確認しましょう。
それでも乾燥があれば、
部分的な乾燥
⇒その場所は洗顔料を乗せるのを最後にするか、乾燥部分は洗顔料をつけない。
全体の乾燥
⇒洗顔料を休み、メイクした日やくすみが気になる日はクレンジングだけする。
まだ紫外線が気になる9月は日焼け止めがまだ要る時期なのでクレンジングの使用をお勧めします。
※落とす力の強いシートタイプやオイルタイプはやめましょう。
→これらのタイプのクレンジングは、擦れる刺激、カビ除菌、防腐剤の刺激、脱脂力が強くなり肌にダメージが起こりやすくなります。
2. タップリ保水
くすみ肌は、水分をうまくキャッチ&キープできないことがあります。
一度に多くつけるよりも、少量ずつ回数を多くしてつけるのが効果的です。
いつもは100円玉大を手に取り出しますが、肌に浸透しにくく感じたら量を1 円玉大にして回数を増やしましょう。
ゆっくり時間をかけて重ねづけしてください。
浸透が良くなってきて、ぐんぐん吸い込むようになったらローションパックがお勧めです。
3.和漢の癒しを取り入れる
ニキビ・ニキビ跡、かかとのひび割れ、肌の黒ずみが改善した!と好評をいただいているシャレコクリームがくすみにも効果的なことが分かりました。
【和漢成分がダメージ肌を癒します】
・シコンエキス、イチョウエキス
消炎作用があり、ダメージ肌のヒリヒリ赤みを緩和します。
・トウキエキス
血行促進作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用があるといわれています。
保湿効果にも優れ、透明感あるハリ、つや肌へ導きます。
・ウコンエキス
活性酸素による肌老化を防ぎます。
・アラントイン
アラントインは、炎症の抑制や肌組織の修復を活性化する効果などが認められ、軟膏などに配合されることもある医薬品成分です。
・トコフェロ-ル
脂質の抗酸化作用により、肌あれの原因となる過酸化脂質の発生を防ぎます。また、皮ふの角化を促進する働きを持ち、肌あれ防止効果があるといわれています。
・ビタミンA油
皮膚の角化を正常に戻す作用がある。
・グリチルリチン酸ステアリル皮膚刺激性や毒性はほとんどなく、アレルギーの報告もないもので、強い抗炎症作用がある成分です。
これらを配合し、潤いと癒し効果をアップ!
4.正しいターンオーバーへ導くスペシャルパック
日焼け後リカバリーパック方法
用意するもの:冷蔵庫のそでのところで冷やしていたシャレコローション シャレコクリーム TTQオイル
- 夜の洗顔後、冷やしたローションを4~5回(もっと多くてもOK)重ねづけします。
- 大豆粒より少し多めのシャレコクリームに、ローション(常温でOK)を1~2滴垂らして手で練ります。すると、乳液状の柔らかなクリームになるので、それを顔につけてラップをします。
- 3~5分したらラップをはがします。
- ザラザラ、ゴワゴワが気になる部分にはさらに、TTQオイルを薄くつけます。
柔らかく透明感のある肌へのスペシャルケアです。
ぜひ、この方法でお試しください。
この方法でしてみても、肌のゴワゴワやくすみ(肌の明度が落ちた状態)が続く場合には、さらなるスペシャルケアの方法をお伝えしますので、下記LINEお悩み肌相談からどうぞ