シミがあるとどうしても隠したくなりますよね。
まさか薄化粧で外に出られるわけないし…。
人にじっと見られるのは辛くて…。
以前、スキンケアカウンセリングの時に両頬に三角形の海苔を貼り付けたようなシミに悩まれている方がいらっしゃいました。
シミができたら薄化粧?!
原因は何か?いろいろ今までのスキンケア法やメイク法を聞くと、頬骨辺りを念入りにマッサージしていたのと、チークを毎日欠かさずつけていたとのことでした。
シミの色が薄茶色から茶色、そしてこげ茶色へと濃くなるにつれてどんどんチークを密着性の高いものに変えていかれたそうです。
また、一時期はしっかりつくクリームタイプのチークを使っていたり、たまにベージュの口紅をチーク代わりにつけてしまっていたようです。
さらに、お子さんの野球の応援で休日は一日中紫外線に当たることも多かったのも、さらにシミを濃くした原因でした。
ルージュをチーク代わりにするのは、とても肌には良くないことですよね。
入っている油分量も普通のチークとはケタ違いですし、何しろ落ちにくいです。
これは、たまにチークを忘れた時の応急処置とかで紹介されたこともあるようですが、絶対に避けた方がいいですね。
この方の場合、下地もメイク品も油性ベース+油性ファンデ+固形ファンデとかなり厚くメイクしないと、シミが目立つということでされていらっしゃいましたが、これは全く逆効果です。
シミができれば出来るほどメイクを薄くすることが、早くシミをなくしシミを薄くし、それ以上シミが濃くならない秘訣です。
そんなのムリ!
でもそのままだと取り返しがつかないくらいに濃くなる可能性が…。
結局、スキンケア全般を見直してメイクももっと軽い水性ベース+水おしろい+固形パウダーまたはルースパウダーに変えて1年くらいしたら、頬の海苔状のシミの中に亀裂が入り部分的にシミが薄くなって、3年くらいでシミはうっすら残ったものの、普通にメイクをしてしまえば分からないくらいまでになりました。
キレイになりたくて使っている化粧品の間違いで、シミや肌のトラブルを抱えるのはとても悲しいことです。
この方のチークのケースはとても極端な例ではありますが、一般的に多いのがアイメイクによる目の上の色素沈着です。
あなたの瞼はうっすら茶色のメイクをしたようになっていませんか?それが色素沈着なんですよ!
目の周りは皮膚が薄いし、特に洗顔の時は洗顔料が目に入らないようにと自然とギュッとつむってしまうことがありますよね。
アイメイクをしていなくても、汚れを落とす事が難しい所なのです。
また、拭き取りタイプのクレンジングは手軽で便利ですが、皮膚に汚れを押し付けてしまっているようなことも良くあります。
汚れの蓄積によってくすんだり、色素沈着を起こしてしまうことがあります。
メイク品の色素もチェックしましょう!
アイメイクやチークなどのポイントメイクは、タール系色素が入っていないものを選ぶことも大切です。
タール系色素は石油タールから分離して合成されたもので、皮膚障害の原因となると言われています。
中には発ガン性の報告があるものもあり、皮膚吸収されアレルギー反応を起こすことがあるとも考えられています。
例えば、赤色203号、204号、213号とだいだい色203号はアメリカの食品医薬局が、発ガン性を理由に化粧品類に使用することを禁じられていますが、日本では現:厚生労働省の法定色素83種の中にまだ認められたままなので、その点にも気をつけて選ぶと良 いでしょう。
(タール色素はメイク品だけでなく、浴用石鹸などにも入っていることがあります。)