シミ

【定説12】レーザー治療で肝斑(シミ)が濃くなることがある?

皮膚科医による「肝斑の最新治療方法」を聞く機会がありました。

中でも印象的だったのが「シミの治療法にはすべてメリット・デメリットがある」というお話です。

耳にしたことのある方も、いらっしゃるのではないでしょうか?

正解
どんなシミの治療方法にも、メリットとデメリットがあるそう。肝斑にはレーザー治療は逆効果なので、絶対に受けないでくださいね!

レーザー治療と光治療、それぞれのメリットは?!

根強い人気のレーザー治療法。「メラニン色素を除去すること」で、シミを薄くする効果があります。

しかし、照射後に新しい皮膚が再生される際に、メラニン色素をつくる“メラノサイト”が活性化する場合が…。

すると“炎症後色素沈着”という現象が起こり、シミが濃くなってしまいます。

とはいえ、1回で完了し、合う人にはとても効果があるのがレーザーの魅力です。

デメリットは、上記のように「シミが濃くなる場合もある」ということです。

専門医でも、この「レーザーで濃くなるシミ」を見分けるのは難しい場合もあるようなので、納得するまで相談してから施術を受けた方がいいでしょう。

そして、レーザーより簡単だと、最近増えてきた光治療(フォトフェイシャル)。

メリットは、レーザーに比べ「副作用が少ない」ということです。反対にデメリットとしては、「1回だけでは効果を感じにくく、何度も行う必要があり、時間とお金がかかってしまう」ことがあります。

“肝斑”には、レーザー治療は逆効果?

30~40代にかけて、出やすくなるシミ“肝斑”をご存知ですか?ぼんやりとした淡い茶色のシミで、両頬や口の周りなど、左右対称にできやすいんです。

また、妊娠中にでる方が多く、生理中に濃くなる場合もあるため、ホルモンバランスと関係があるともいわれています。

シミ全体の40%を占めるともいわれる、この肝斑を治療する際は、レーザーや光治療は絶対に受けないことが大切です!かえって濃くなったり、ひどくなることがあるのです。

肝斑対策には、フルーツからビタミンCを積極的に取り入れることや、“トラネキサム酸”という人工アミノ酸が有効なようですよ。

体質に合えば、薬を飲むことで実際に肝斑が薄くなる可能性が高いので、専門医に相談してみてもいいと思います。

今日からできる“シミ予防法”は?!

肝斑を含む、シミをそれ以上悪化させない・新しいシミができないようにするために、まず大事なのは“紫外線予防”です。実に、シミの原因の約80%が、紫外線によるものといわれています!

そしてもうひとつ見落としがちなのが“乾燥対策”です。皮膚が乾燥した状態が続きインナードライになると、代謝が鈍くなり、シミが無くなりにくいだけではなく、新しく発生するベースにもなってしまいます。

もし、シミが濃くなったり、増えてきている場合には、インナードライの可能性があるかもしれません。

保湿のしすぎで、ご自分では気がついていない場合もあります。

「洗顔後に15分位、何もつけないでいられるかどうか」で判断できるので、チェックしてみてくださいね。

以下は、今日からできる肝斑(シミ)の予防法です

  • ストレスフリーに、日々たのしく過ごす(もっとも大切です!)
  • 自分に合った化粧品を使う
  • ゴシゴシと肌を擦るスキンケアをしない
  • 一年中、TPOに合わせて紫外線予防をする
  • 紫外線照射量の多い時間帯(10時~14時)の外出を避ける

今度のボーナスが出たら受けようと思っていたレーザー治療。実はデメリットもあり、肝斑には絶対NGなんですね!気をつけます。

★シミの対策にはコレ!!

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  • スキンケアコラム著者
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北林 利江

北林 利江

シャレコ株式会社 創業者 スキンケアカウンセラー

・1997年よりスキンケアカウンセラー。 ・2004年ウェブサイト「シャレコ美肌カレッジ」立ち上げ。 ・同年ウェブでの無料肌相談を開始。 ・同年シャレコスキンケア製品を発表。 ・スキンケアカウンセラーとしてアドバイス実績10万人を超える。 ・ミスユニバース ビューティーキャンプ講師。 ・スキンケアメルマガ「シャレコレター♪」は20年間週一回発行。 ・肌トラブル向け特に敏感肌、乾燥肌へのスキンケアアドバイスには好評を得ている。

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