テレビや雑誌で特集されることも多い、美容液ファンデーション。
海外旅行のお土産でもらったという方も、中にはいらっしゃるのでは?
これらは何十種類もの美容液成分を、液全体の半分量以上も配合しており、成分が肌の角質層にまで浸透するのが特徴だそうです。
美容液ファンデーション、メリットは?!
いいところづくしと話題の美容液ファンデーション。実際に、
●美容液成分の配合が多く、油分が少なめなので、時間が経っても毛穴が目立ちにくい
●成分が角質層レベルにまで浸透し、一日中スキンケアをしているような状態になる
●パウダーファンデーションより密着度が高く、化粧のノリが良いようにみえる
といった、良い点がたくさんあります。
反対に、デメリットは?
それでは、悪い点はないのでしょうか? 残念ながら、
◆油分を少量含むものも多く密着度が高いため、水性のファンデーションよりも顔のくすみがでやすい(クリームクレンジングの必要性が高い)
◆美容液成分の、ナノ化(1ナノ=1ミリメートルの1,000,000分の1)により、敏感肌や乾燥肌の人にとっては、肌に浸透しすぎて反応を起こす場合がある
◆美容液成分を多配合かつ高配合にしたため、ニキビや吹き出物ができやすくなり、ニキビ跡の治りも遅くなる
◆若年層の場合、早くから肌が保湿成分に慣れすぎてしまうため、先々パウダーファンデーションが使えない、荒れ肌質になりやすくなってしまう
と言ったことが起こりがちです。デメリットは、案外知らない方もいらっしゃるのでは?
メリット・デメリットをよくチェックした上で、肌のコンディションに応じて上手に使いこなせるといいですね。
ファンデーション選びより、大切なことって?!
ファンデーション選びって、とても難しいですよね。シャレコも「自分の肌に合うものがなかなか見つからない」という相談を、よく受けます。
実は、ファンデーションが見つからない理由は“ベースの肌”に原因があることが多いのです。
お客様は、美容液ファンデーションに魅力を感じた理由として「毛穴をカバーしたいから」とよくおっしゃります。
ところが、「毛穴を目立たなくするスキンケアを実行していますか?」と質問すると、残念ながらできていない方も多いようです。
毛穴のトラブルの最大の原因はインナードライです。クレンジングの仕方や、化粧水をつけていく順番を間違えているだけで、毛穴のトラブルがなくならないこともあります。
※以下は、毛穴トラブル防止の3か条です
- テカリ肌の方は、乳液などの“肌のフタ”を控えめにする
- SPF値の高い日焼け止めは、真夏以外は控えめにする
- 化粧下地は極力控えめにする
毛穴トラブルの根本の原因を改善すれば、どんなファンデーションも気軽につけられるようになります。それこそが理想だと思いませんか?!