春のスキンケア
春の肌は「ゆらぎ肌」とも言われ、急に痒みやブツブツが出るなど不安定になりがちです。
ですが、気温が上がり代謝が活発化することで冬のくすみが改善するチャンスの時季でもあります。
ゆらぎの原因を押さえて美肌力をアップしましょう。
ゆらぎの原因と対策
目次
・3月から紫外線量がぐ~んとアップ
・最近の花粉症は鼻よりも肌に出る?
・気温差で皮脂コントロールが難しい
3月から紫外線量がぐ~んとアップ
冬の間減少していた紫外線量が3月から急上昇していきます。各化粧品メーカーが一斉に日焼け止めを出すのが2月半ば頃というのも3月から日焼け止めが欠かせないことを物語っています。
2月との差が大きいので、紫外線対策を全くしていない場合、急にチクチク感や乾燥が気になって紫外線の影響に気付くことがあります。
日焼け止めのSPFとPAは、まだそれほど高いものではなくて良いので紫外線対策を始めましょう。
対策:弱めの日焼け止めを使い始める
冬も欠かさず紫外線対策ができていればパーフェクトですが、まだの場合は3月からはしっかり意識しましょう。
3月~4月はSPF10PA+ほどで良いので、早いうちに対策を始めると良いですね。
5月からはさらにアップして夏並の日も出てきます。ゴールデンウィークのお出かけで思ったより日焼けしていた!という経験があるのではないでしょうか?
レジャーや気温が高い日はSPF25PA++くらいまで効果の高いものにしましょう。
最近の花粉症は鼻よりも肌に出る?
くしゃみや咳の症状が目立つ花粉症ですが、最近は肌の痒みや赤みで花粉を疑うケースが多くなっています。
花粉量の激増で今までは平気だった人も、肌に違和感を覚え始めているようです。
急な肌トラブルが出て、対処を間違えてしまう人が多いようです。
よくあるケースとしては、
・洗い過ぎる
・保湿剤をつけすぎる
対処を間違えてしまうと、余計に肌を荒らして敏感になったり、しみやくすみなど別のトラブルを招く要因に
なってしまいます。
対策:洗顔は速やかに軽く!保湿は必要最低限に!
【洗顔】
顔が痒いと早く花粉を取り除きたくて、洗いたくなりますね。
すぐに洗うのは大正解なのですが、洗い方のポイントを押さえることで乾燥を防ぐことができます。
手順1
帰宅後すぐにクレンジングをします。
その後洗顔とスキンケアにすぐ移れる場合は続けてして良いですが、できない場合はまずクレンジングだけしましょう。
洗顔まで時間が空く場合はタオルで軽く水気を拭き取り、手順2へ進みます。
すぐ洗顔する場合は、手順3へ進みます。
◆ポイント
・敏感肌向きのクレンジングは、クリームタイプ・ミルクタイプがお勧め。但し、ニキビがある場合はミルクタイプはNGです。
洗浄力がマイルドで肌を乾燥させにくい利点があります。
・擦りはNG!摩擦は肌表面を荒し、バリア機能を低下させてしまいます。
・お湯の温度は26度以下(水でもOK)すすぎは15回ほどにしましょう。これも乾燥を防ぐ大事なポイントです
手順2 (クレンジングから洗顔まで時間が空く場合)
クレンジング後、乾燥感があれば化粧水や保湿クリームを少しつけておきます。
手順3
洗顔をします。
クレンジングから時間が空く場合水気を拭いているので、一度顔に水をかけておきます。
◆ポイント
・泡をたっぷりと作ります。きめ細かくマシュマロのように弾力のある泡が理想的です。
手で直に肌を擦らないリスクを減らすことと、短時間で汚れを吸着するためです。
・皮脂が出やすいところから順に泡を乗せます。
①Tゾーン 5秒~8秒
②Uゾーン 5秒~8秒
③頬・目元 5秒
泡を顔に乗せる時間は、全体でトータル20秒以内にしましょう。
・お湯の温度は26度以下(水でもOK)すすぎは8回以内にしましょう。
・泡を手で取り除いてからすすぐと少ない回数ですすぎやすいですよ。
【保湿】
保湿は、乾燥や荒れによる皮ムケを予防・緩和します。角質層を整えることでバリア機能を正常に近づけるこ
とができるというわけです。
ただ、ベッタリと保湿をするのは、かえって炎症の熱を閉じ込めたり、花粉をくっつけやすくなるので避けましょう。
そもそも保湿は、不足している水分や皮脂を補う目的で化粧品を使用することを言います。
シャレコでは、さらに水分と皮脂それぞれに対するアプローチとして分けて
水分を補う=保水=化粧水の役割
皮脂を補う=保湿(潤いを守る)=クリームや美容液、オイルの役割
と考えています。
花粉荒れは、皮ムケをしていると起こりやすくなるので、肌表面を整えるために保湿クリームがお勧めです。
いつものケアでは水分ケアも大切ですが、荒れた状態の肌には浸透の良い化粧品はしみてしまうことがあります。
バリア機能が低下して敏感状態にあるので、浸透の良い化粧水、オイル、美容液の使用は控えめにしましょう。
角質層が十分な厚み出て整うまでは、保護のためにクリームを使います。
このクリームは、高油分やポリマーが使用されていたり、ベタベタ感や重さを感じるものは避けましょう。
軽めの付け心地で、消炎作用があると最適です。
お勧めクリーム⇒SPクリーム
気温差で皮脂コントロールが難しい
三寒四温と言いますが、春は気温差が激しく自律神経に影響を及ぼします。
肌への影響としては、皮脂コントロールが追いつかないことで乾燥やベタつきが気になるようになります。
特に女性は月経の影響で、春以外も乾燥とベタつきの繰り返しを感じることが多いのですが、毎日変わる皮脂バランスに合わせたスキンケアをすることがサラサラ肌で快適に乗り切るコツです。
オールインワン化粧品や、年間を通して同じスキンケアだと皮脂量に応じたケアがしづらいです。
なので例えば、
・水分を与える「化粧水」
・肌を整える「軽めのクリーム」
を年間を通して使い、
・
乾燥を感じたら
・水分を与える「化粧水」
・肌を整える「軽めのクリーム」
+
・皮脂の不足を補うために「しっとりめのクリームやオイル、美容液など」
というふうに調節をしましょう。
また、少し話が変わるのですが、乾燥の原因は大きく分けると
・水分の不足
・皮脂の不足
・水分・皮脂両方の不足
・水分をキープする力の低下
に分類することができます。
どの状態かを把握したうえで、適したスキンケアをすることが健康な美肌を守る秘訣です。
シャレコでは、あなたがどんな理由で乾燥するのかカウンセリングで診断できますので、お気軽にご相談くだ
さい。
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乾燥にお勧めのアイテム⇒SPクリーム・TTQオイル(荒れている時は注意)
水分キープにお勧めのアイテム⇒エッセンス